県立病院 初診
県立病院の神経内科で担当してくれたのは,若そうな女医さんでした。
お医者さん〜という堅苦しい感じはなく,良い意味で,親戚のお姉ちゃんのような,親しみやすさがありました。
自覚症状として,覚えている限りのことを伝えていくと,先生から
「症状が出る前に,風邪症状はありませんでしたか?熱が出たりとか,鼻水が出たりとか...」
と聞かれました。
そういえば,と思い返してみると,しびれの症状を感じた日の5日ほど前に38℃を超える発熱をしていました。
しかし,仕事の忙しい時期で,絶対に休めない!と,気合いだけで乗り越えてきました。
でも,それが今回のしびれとどういう関係が?
と先生にたずねる勇気もないまま,言われるがままにいろいろな検査をしました。
採血
全身CT
首部MRI
頭部MRI
胸部レントゲン
髄液検査
合間合間で診察室に入って,先生と力比べという名の筋力チェックをしたり,握力を計ったり。
検査の結果が出たものから,一つ一つ説明も受けました。
しかし,大きな異常はなく...
正直,『こんな検査,本当に必要ある?』と思ってしまっていました。
その頃は,『しびれ』や『痛み』の症状を,あまり深刻に考えていなかったんですね。
というより,意識的に楽観視しようとしていたのかもしれません。
結局その日はハッキリとした診断は下されず,翌日もう1度来てくださいと言われ,帰宅することとなりました。
朝の9時前に受付をしたにも関わらず,病院を出たのは19時前でした。
大きな病院だと,こんなに時間がかかるものなんですね。