* 大切な人
今日は,入院中に仲良くなったお友だちのAさん(仮名)が外出許可をもらったとのことで,一緒に少しお出かけしてきました。
お空は生憎の雨模様でしたが,2人でランチして,ゆっくりお話ができて,なんだかとってもホッとする時間を過ごせました。
『外を歩く』
そのことが,どれだけ幸せで,素晴らしいことか。
当たり前のことを当たり前と思わずに,一つ一つの出来事や,周りの人への感謝を忘れずに,毎日を大切に生きていきたい。
そんな風に思いました。
Aさんとは,出会って,というか,初めて話をしてから,まだ1か月余り。
それでも,彼女の存在は私の中でとても大きなものとなっています。
それは,ただ同じように病気で入院していたから,というだけではないと思います。
私は,どんなに身体が辛くても,心が辛くても,それをなかなか人に見せることはできませんでした。
ナースコールを押すこともできず,看護師さんがまわってきてくれても,『大丈夫です』とニコニコ笑っていました。
それでいて,一人になると悪いことばかり考えてしまい,不安でいっぱいになって,人知れず泣いているような,そんな人でした。
辛いとき,不安なときほど笑顔になる。
顔で笑って心で泣くとは,まさにこのことですね。
Aさんには,そんな私と同じようなものを感じていました。
だからこそ,お節介ながらもAさんのことが心配で気がかりで...
話をしていくうち,私たちは自然と仲良くなっていきました。
初めのうちこそ,年下の私には弱みを見せなかったAさんでしたが,最近では少しずつ,不安なことも話してくれるようになってくれました。
お互いに,気を許せる仲になれて,同じように悩みを共有できる相手がいること。
本当に心強いです。
Aさんとの出会いは,私にとって本当に宝物です♡