初診から1週間
再度,病院へと訪れた私。
その時には歩き方もおかしくなっていて,自分では『普通』に歩いているつもりでも,はたから見たら『普通』ではなかったと思います。
足先が痛み,足を地面につける度に激痛が走ったり,膝の力が抜けてしまい,膝からガクッと折れたりするのを必死でこらえながら,なんとか歩いている,という感じでした。
それでもまだ自力で歩くことはできていたので,『大丈夫。まだ大丈夫。』と何度も自分に言い聞かせていました。
診察室に入ると,1週間前の血液検査の結果が出たとのことでした。
結果,『ANCAの数値が高い』と言われましたが,その時は,『ANCAって何?』と訳もわからない状態で,先生から説明を受けましたが,いまいち理解していませんでした。
痛みやしびれが強くなっていることを話し,診察を受けていくうち,先生から
『入院も視野に入れて欲しい』
と言われました。
入院だけは避けたかった私。
2週間後に大きな仕事があったので,せめてそれが終わってから!と頼み込み,
『これ以上ひどくなるようなら入院』
ということで,ひとまず話は収まりました。
その後,さらに診察を受けていくうち,手足に赤紫色っぽい湿疹がいくつかあることに気付きました。
元々アトピー持ちだったので,湿疹があってもさほど気にしていなかったのですが,
『この湿疹が,しびれに関係しているかもしれない』
とのことで,皮膚生検を勧められました。